今朝、お一人の方が施術に来てくださいました。
が、開口一番、少し寂しそうにこう言われました。
「前立腺がんになっちゃった…」
沈んだ声に、深い不安がにじんでいました。
けれど、その表情は施術が終わる頃には
まるで別人のように柔らかくなっていました。
施術をしながら、色んな話をしました。
「身体のシグナルを見落としてた」
「がんは最後の警告だね」
「変わるチャンスなんだ」
「身体は食べ物でできている」
話すたびに、「そうだよね、そうだよね」と
静かにうなずきながら、心が少しずつ解けていきます。
氣が流れ、呼吸が深くなり、
血の巡りが戻ってくると、
その方の目に“生きる力”が戻ってきます。
施術のあと、一緒にオーガニックランチを食べに行きました。

自然栽培の野菜と無添加のスパイスでつくられたカレー。
身体が必要とするものを、身体がちゃんと知っている。
食べた瞬間に「あぁ、これだな」って、
細胞が喜んでいるのが分かるんです。
「身体は食べ物でできている」
そのことを実感しながら、
お互いに“命をいただく感謝”を噛みしめた時間でした。
別れ間際、最後に口にされた言葉。
「これからが楽しみです」
人生に対して、そして“死”に対しても、
前向きになれたと話してくれました。
「タイ古式癒やしサロン ぼっくり」は、
ただ身体をほぐす場所ではありません。
あなたの中に眠っている“氣づき”を呼び覚まし、
身体と心をつなぎ直す場所です。
どんな状況でも、身体は必ずメッセージを送っています。
それに氣づいたとき、人はもう一度“生きる力”を取り戻せる。
今日も、その奇跡の瞬間に立ち会えたことに、
心から感謝です。


